おはようございます、三日目が始まりました。
この三日目は休息日ということでイベントはありません。綿あめ投げは引き続きあるので皆さん奮ってご参加ください。
さて。イベントが何もないので番外編として特別インタビューをしていきたいと思います。最初はこの方。呪術師の旗川穂波さんです。旗川さんは祭り期間中古墳を鎮める役目を担っています。そしてオマケで着いてきた山田要さん。彼は役目を放棄して綿あめを投げまくるサボり魔です。
記者「今日はよろしくお願いします」
旗川「はい、お願いします」
山田「お願いしまーす」
記者「早速質問に移らせていただきますね。お二人は高校生ですよね。学生生活とこういった呪術師や魔法使いの仕事の両立は難しくはないですか?」
旗川「とくに難しいと思ったことは無いです。遣り甲斐があります」
山田「まあ俺面倒だったら学校休むしね」
記者「なるほど。もやし市においてお二人は名の知れた存在ですが、お仕事の依頼はどのように受けてらっしゃるのでしょう?」
旗川「基本的には直接受けていますね。困ったことがあると相談を受けてそれから仕事として契約します」
山田「うーん。暇な時しか受けないしやる気出るのしか受けないよ。あ、師匠から受け取ったやつは別だけど」
記者「仕事への具体的なこだわりはありますか」
旗川「即断即決、早期解決を心がけています」
山田「楽しくやるだけだよ」
記者「確かに旗川さんは仕事が早くて正確だと市のネット掲示板でも有名ですね」
旗川「ネットは見ないから知りませんでした」
記者「逆に山田さんは何かと解決が雑すぎるという評価でしたが……」
山田「それが嫌なら他に頼むしかないかなあ。でもこの街で俺にしか解決できない問題のときは我慢してもらわないと」
記者「次期十三賢人だけありますね、その自信」
山田「なんか俺に当たりきついなあ」
記者「では学生生活について質問しますね。お二人は学校でも目立つ存在でしょうか?」
山田「俺はともかく旗川は有名っていうか女子がすっごいキャーキャー言ってるよ」
旗川「そんなことはない。山田に至っては全校生徒から避けられてる」
山田「そんなことなくない?」
旗川「事実だろ、認めろよ」
記者「ええと、お二人とも一目置かれる存在のようですね。部活には入っていますか?」
旗川「放課後は全部仕事と鍛錬にあてているので入っていません」
山田「科学部入ってたけどクビになったよ」
記者「なるほど。では旗川さんは何か気になる部活はありますか?」
旗川「俺は……。茶道に興味がありますね。やったことがないんです」
記者「茶道ですか!いいですよ、心を落ち着けるにはもってこいです。おすすめします」
山田「俺は西野さんが入ってる山岳部に興味あるなあ」
旗川「下心しかねえな」
山田「仕方ない、好きだから」
記者「山田さんはその西野さんという方が好きなんですか?というかここで名前を出していいのでしょうか」
山田「全校生徒みんな知ってるからいいんじゃない?」
旗川「西野は散々迷惑被って困ってるんだぞ」
山田「西野さんの困ってる顔好き」
記者「はあ、そうですか」
記者「本日はありがとうございました」
旗川「いえ。呪術師として報告があるのですがいいでしょうか」
記者「どうぞ」
旗川「先日に公表された頚尾浜の幽霊騒ぎですが、解決は近いです。幽霊からの事情聴取が終わり次第また報告します」
記者「しっかり記事に載せますね」
山田「西野さーん!見てるー!?」
記者「以上でインタビューを終わりとさせていただきます。ご協力ありがとうございました」
旗川さんは仕事に真面目な学生さんでした。幽霊騒ぎ、解決しそうとのことです。安心ですね!
では引き続き「四月馬鹿祭り」をお楽しみください。
PR